本気なんだけど、バカにしてる?」と言えた日

私的成功

YouTubeを撮っていたら

朝8時、いつもの公園で、いつものメンバーとバスケをした。

僕はバスケが好きだ。そしてバスケの仲間も好きだ。だから今日は、コートでの様子をカメラに撮っていた。YouTubeで「38歳会社員もっちゃんが宇宙に行く」というチャンネルを始めたから、その素材にしたかったのだ。

案の定、カメラを回していたら聞かれた。

「それ何撮ってるの?」

「実はYouTube始めたんだよね。宇宙に行くまでの過程を記録していこうと思って」

興味を持ってくれた人もいた。「え、どういうこと?」「面白そうじゃん」。そうやって話を聞いてくれる人がいるのは、素直に嬉しかった。

でも、1人だけ違う反応をした人がいた。

ニヤついた顔で

ニヤニヤしながら、質問を重ねてくる。

「どこから行くの?」 「札幌からだよ」 「料金はどのくらいかかるの?」

最初はそのまま普通に答えていた。でも、だんだん質問の温度がおかしいことに気づいた。

「3年後かぁ〜。じゃあ今が2026年だから、2029年には行くってことだね。楽しみだな」

ニヤついた顔で、そう言われた。

選べる、と思った

胸が熱くなった。頭に血が昇るのがわかった。でも、頭は真っ白にはならなかった。むしろ逆で、言葉がどんどん出てきた。

達成したらなんなんだ。達成しなかったらなんなんだ。お前に関係あるのか。俺が宇宙を目指して、お前に迷惑をかけたか。お前だって今は独身かもしれないけど、いつか子供ができて、その子が夢を語ってきたときに、同じようにバカにするのか。

見下されている感じがした。夢を、そして僕自身を、下に見られた感じ。

いつもの僕なら、ここで愛想笑いをするか、黙って不貞腐れるかのどちらかだった。空気を壊さないように、相手に話を合わせて、その場をやり過ごす。それが「いつもの僕」のやり方だった。

でも今日は、反射的にキレたわけじゃなかった。一瞬、間があった。感覚としては、自分の方がまっすぐで、揺るがないとわかっていたから、怖くなかった。「人の夢をバカにしたらダメだよね?挑戦していない奴が、挑戦している奴をバカにしたらダメだよね?」——その主張は絶対に自分が正しいという確信があった。そして、このまま流すことも、空気を壊すことも、どっちも自分で選べるんだと感じた。

僕は、壊す方を選んだ。

空気を壊すと決めた

「はぁ、本気なんだけど。バカにしてる?」

そう言って、その場の空気をあえてピリつかせた。

一瞬、空気が固まった。周りが気を遣い始めるのがわかった。「ドッキリだよ〜」みたいな感じで、すぐに空気を切り替えることもできた。いつもならそうしていたと思う。

でも今日は、そのままにしておくことにした。

空気がピリついた中で、周りが気を遣っていて、自分だけが堂々としている。この感覚は、今までに経験したことがなかった。誇らしかったのは、相手を黙らせたことじゃない。動じなかった自分に対してだった。

選択できるって、こういう感覚なのかもしれない。

影響を与える側と、影響を受ける側。その違いが、今日、ほんの少しだけわかった気がする。

ルネくんに重なった

Netflixで「ラブ上等」というシーズン2の第14話を見た。転校生の女性がハブられる場面で、ルネくんという男性がはっきりと「いじめは嫌いだ」と声を上げるシーンがあった。それがめちゃくちゃかっこよくて、今日の自分がルネくんに少し重なるような感覚があった。

ただ、ここで書いておきたいことがある。

見返すためじゃなく

これまでの僕は、「見返してやる」というモチベーションだけで生きてきた。両親や姉、兄。いじめてきた同級生。部活の後輩。実習先や職場で理不尽だった先輩、上司。ずっと、誰かを見返すために頑張ってきた。

でも今は違う。ビジョンで出会った仲間やコーチ陣、息子、妻。応援してくれる人たちがいる嬉しさで、内側からエネルギーが湧き出てくる感覚がある。

このウキウキ感で、人生を生きていきたい。

見返すためのエネルギーじゃなくて、自分の内側から溢れてくるエネルギーで進みたい。

だから今日は、一度ちゃんと吐き出しておくことにした。

吐き出したら、また楽しく、ビジョンに向かっていく。

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