起業を決めたばかりの僕
少し前、僕は起業することを決めた。
宇宙に行く。そのために、会社に頼らず自分の力で稼げるようになる。 そう決めてからの僕は、正直、やる気に満ちあふれていた。
わからないことはたくさんある。 でも、動き出せばなんとかなるでしょ! 本気でそう思っていた。迷いなんてない、と。
ただ、ひとつだけ困っていたことがある。 やりたいことが多すぎて、まとまっていなかった。
早く動きたい。でも、何から手をつければいいのか。 頭の中はアイデアでいっぱいなのに、どれも同時に「やりたい」と言っていた。
リーダーの剛からの誘い
僕はミズカラのコミュニティ「POTENTIAL」に入っていて、100日チャレンジでは自己理解チームにいる。 そのチームのリーダーが剛だ。
昨日、その剛から1on1に誘ってもらった。
ちょうど僕も、コミュニティのことをよく知るリーダーに相談したいと思っていたところだった。 起業を決めた今、ビジョンを前に進めるためにコミュニティをどう使えばいいのか。 そんなことを聞くつもりで、オンラインの画面の前に座った。
つまり僕は「相談」をしに行ったつもりだった。 自分が問われる側になるとは、あまり考えていなかった。
ワクワクする話ばかりしていた前半
話の前半は、とにかく楽しかった。
僕の長所や武器のこと。 これまでの成功体験。 今の僕だからこそ出せる商品のこと。 未来の話、ブランディングの話。 おすすめのスキルや本の話。
剛は知識が豊富で、どの話題にもポンポンと返してくれる。 話すほど未来が広がっていく感じがして、僕はどんどん楽しくなっていった。
今思えば、この時間はずっと「ワクワク」の中にいた。
一番ヒリヒリした質問
そして、話題が目標に移ったとき、剛がこう聞いた。
「10月31日までに何をやる?」
ヒリッとした。
核心を突かれた、と思った。
未来の話はいくらでもできる。 武器も、商品も、ブランディングも、いくらでも語れる。 でも「あと3週間ちょっとで、何をやるのか」には、すぐに答えられなかった。
一瞬、カッコつけてパッと答えようかと思った。 それっぽい答えなら、たぶん出せた。
でも、やめた。 このヒリヒリは、ちゃんと味わわないといけない気がした。
かといって、縮こまるのは嫌だった。 だから、素直にこう言った。
「え〜、なんだろう? 待ってよ、ちゃんと考える」
剛は、コーチング的な関わり方で僕と向き合ってくれていた。 だから、ちゃんと居心地が悪かった。
決断したはずなのに。 迷いなんてないと思っていたのに。
そこで気づいた。 僕が「迷いがない」と思っていたのは、ワクワクの中にいたからだ。 ワクワクすることと、明日なにをするかが決まっていることは、別のことだった。
「シンプル、ショート、ストレート」と「センターピン」
剛の言葉で、特に心に残っているものが2つある。
「シンプル、ショート、ストレート」
そして、
「センターピン」
ボウリングでは、センターピンを倒すとほかのピンもまとめて倒れる。 やりたいことが10個あるなら、10個ぜんぶを追いかけるのではない。 ほかのすべてにつながる1本を見つけて、そこを狙う。 僕はそう受け取った。
この2つの観点で、散らかっていた僕のやりたいことが、少しずつ削られていった。
そして決まった目標が、これだ。
10月31日までに、副業で案件を3件獲得する。
シンプルで、短くて、まっすぐ。 誰が見ても、達成したかどうかがわかる目標になった。
アクションプランも、ヒリヒリした
目標が決まったら、次はアクションプラン。 ここも、ヒリヒリした。
「いつか」ではなく「何日に何をするか」まで落とし込んでいく。 ごまかしがきかない。
決まったのは、こんな流れだ。
- 10/7 剛と1on1
- 10/8 転職の応募をする。応募したら剛に連絡する
- 10/9 クラウドワークスに登録して、使い方を学ぶ
- 10/10 知り合いの中から、営業する30人のリストを作る
- 10/11〜26 30人に連絡する
1日1日やることが、はっきりした。
そして今日、10/8の分はもう終わった。 応募をして、明日は面接に行くことになった。
1on1の翌日に、もう1つ前に進んでいる。 ワクワクしていただけの昨日までの僕なら、きっとまだ「何からやろうかな」と考えていたと思う。
「見て!見て!」の僕に合っていた
応募をすませて、すぐに剛にDMを送った。
約束、守ったよ。
正直に言うと、褒めてもらいたかった。
面接が決まったときも、すぐに報告した。
「明日、面接決まりました!」
剛からの返事は、こうだった。
「うおーもっちゃんナイスアクション👍👍👍 もっちゃんの行動力最高だよ😆😆😆 明日の面接楽しんで!!」
うれしかった。 正直、これが欲しかった。
そして、そのすぐ後にもう1通。
「明日のアクションプランて何だっけ?」
褒めて終わりじゃない。 ちゃんと次の1歩に目を向けさせてくれる。
「明日はクラウドワークスに登録!!」
そう返しながら、自分の中で小さい頃からずっと続いている「アレ」が出てきたのがわかった。
「見て!見て!」
挑戦したこと。 達成したこと。 自分で作り上げたもの。 それを誰かに見てほしい。聞いてほしい。 とにかく、自慢したい。
38歳になっても、これは変わらない。
だから「できたら剛に連絡する」というやり方は、まさに僕に合っていた。 やり終えたら、見てくれる人がいる。 それがわかっているだけで、次の1歩が軽くなる。
剛へ
1on1を思い返すと、剛の印象は最初「知識が豊富な人」だった。
でも、その奥にあったのは、親身になって、見返りを求めずに自分の時間と知恵を差し出してくれる、お兄ちゃんのような愛情だったと思う。
居心地の悪い質問をするのは、聞く側にもエネルギーがいる。 楽しい話だけで終わらせることもできたはずだ。 それでも剛は、僕が本当に前に進めるところまで付き合ってくれた。
ワクワクを、明日の行動に変えてくれた。
剛、ありがとう。
10月31日、「3件取れました」と報告できるように、今日も1つずつ進めます。


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