「やりたいことを諦めない」という言葉に出会った日 ― 同じ職場に、人生とガチで向き合っている人がいた

vision

職場の飲み会で

今の職場に来て、もう5年ほどになる。

そこに最近、新しく入ってきた人がいる。 ここでは、Mさんと呼ばせてほしい。

部署が違うから、ふだんはほとんど関わりがない。 職場の飲み会で、初めてしっかり話すことができた。

第一印象は、とにかくエネルギーが高い人。 よく笑って、よくしゃべって、どこか無邪気で。 話しているだけで、こっちまで元気になるような人だった。

SNSの向こうにいた、もうひとりのMさん

その飲み会の席で、僕は自分のSNSをグループLINEで共有した。

翌日、Mさんがフォローしてくれた。 そこから、ちょっとした仕事を手伝わせてもらうことにもつながった。

それで僕も、Mさんの発信をちゃんと見るようになった。

動画は、いつも楽しげな雰囲気だった。 職場で見ているMさんそのままの、明るくて無邪気な感じ。

でも、添えられたテキストには、ちょこちょこ、こんな言葉があった。

長く続けてきた仕事を、辞める決断をしたこと。

「やりたいことを諦めない」 「動けば現実が動く」 「とにかくやってみる」

守りたい大切なものがある。 毎日はそれだけで手いっぱいのはずなのに、 それでも、自分のやりたいことを諦めない。

楽しそうな動画の裏に、そういう決断があった。

僕は画面を見ながら、思った。

「この人、覚悟してるな」

迷っていないから動いているんじゃない。 迷いながら、怖さを抱えながら、それでも決めて動いている。 それは、覚悟している人の行動だと思った

勇気のいる決断だったと思う

Mさんは、長く続けてきた仕事に区切りをつけた。 そして、自分のやりたいことに向かって歩き出している。

簡単な決断じゃなかったはず。

収入のこと。 使える時間のこと。 毎日の暮らしのこと。 そして、何より守りたい大切なもののこと。

不安がなかったわけがないと思う。

それでもMさんは、決めた。

夢だけじゃない、というところ

僕がいちばん尊敬しているのは、ここだ。

Mさんは、夢だけを見ているわけじゃない。

やりたいことに向かいながら、 ちゃんと稼ぐことにも向き合っている。 大切なものを守ることにも、真正面から向き合っている。

この社会で生きていくには、お金がいる。 時間もいる。 夢を語るだけなら、誰にでもできる。

でもMさんは、地に足をつけたまま、夢のほうへ進もうとしている。 その両方を、ひとりで背負っている。

決断がいちばん怖い

僕も最近、ひとつ大きな決断をした。

宇宙に行く。 そのために、自分の力で稼げるようになる。

決めるまでは、ワクワクしていた。 でも、決めたあとに知った。

決断が、いちばん怖い。

決めた瞬間に、言い訳ができなくなる。 うまくいかなかったら、それは自分が選んだ結果になる。

Mさんは、その怖さを知っている人だと思う。 知っていて、それでも決めている。 そしてたぶん、これからも決め続けて、進んでいくんだと思う。

同じ職場にいた、ということ

正直に言うと、すごくうれしかった。

自分の人生に、ガチで向き合っている人が、 こんなに近くにいた。

特別な場所で出会った、特別な誰かじゃない。 5年通い続けてきた、いつもの職場に来た人だった。

そのことが、うれしかった。

Mさんの決断を、すぐそばで感じられる。 それが、ありがたい。

そして、僕も勇気が湧いてくる。

Mさんもやっている。 だったら、僕も進める。

動けば、現実が動く。 Mさんの言葉を、今度は僕が行動で確かめにいく。

出会ってくれて、ありがとう。

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